受託サービス

細胞保管・検体保管について

近年、バイオ医薬品等の開発や製造の増加、再生医療・免疫療法等の研究開発の増加、生体試料の検査等の増加に伴い、セルバンク(動物細胞・微生物)や生体試料等の保管需要が増加しています。
地震や震災等の不測の事態に備えて、大切な細胞や試料等は信頼のおける施設にて分散保管しておくことをお勧めいたします。

ご提供する細胞保管・検体保管サービスの特徴

医薬品製造業許可を取得しているGMP施設での安心・安全な保管環境をご提供します。

細胞保管施設は、医薬品製造業許可(生物学的製剤区分)を取得しています。
製造許可番号:07AZ100004

各種生物の細胞・組織・血清・血漿等の保管
お客様のニーズに合わせた保管グレードを用意しています。
GMPグレード1
医薬品の製造に直接使用するセルバンクの保管
GMPグレード2
医薬品の製造に直接使用しない開発段階のセルバンク、再生医療関連のセルバンク、試験研究用の細胞等の保管

保管エリアの概要

使用機器

液体窒素保管庫

DR-245LM7(大陽日酸)
最大5,184本収納可能な容器 / GMP grade1環境での保管に使用
DR-430LM7(大陽日酸)
最大12,960本収納可能な容器 / GMP grade1環境での保管に使用
DR-760LM7(大陽日酸)
最大20,736本収納可能な容器 / GMP grade2環境での保管に使用
  • ・汚染リスクの低い気相保存で-140度以下を保証
  • ・監視システムにより庫内状況を24時間モニタリング
  • ・非常電源を備えており、停電時も安全に保管することが可能
  • ・液体窒素の供給がなくても、最低2週間は庫内温度を維持可能

超低温フリーザー

REVCO TSX
(Thermofisher)
GMP grade1環境での保管に使用
  • ・-80度(±5度)の温度帯で保管
  • ・庫内温度は24時間モニタリング
  • ・CO2自動冷却補助装置設置

検体管理システム

GMPグレード1
CSV対応の検体管理システムを採用(清水建設株式会社: S-Cell manager)
  • ・21 CFR Part11対応なので、医薬品製造用セルバンクの管理に最適
  • ・チューブ、保管用ボックス、ボックスホルダをバーコードで一元管理
  • ・システムは情報漏洩リスク回避のため、閉鎖ネットワーク内に設置
GMPグレード2
RFIDサンプル管理システムを採用(富士フイルムイメージングシステムズ株式会社:R-ISM®)

RFID(radio frequency identifier)とは、固有のID情報を埋め込んだICタグを無線通信によって読み書きする技術です。

  • ・チューブ、保管用ボックス、ボックスホルダをICタグで一元管理
  • ・ICタグはジャケットタイプのため、凍結済みチューブへの装着も容易
  • ・システムは情報漏洩リスク回避のため、閉鎖ネットワーク内に設置

※ICタグによる管理が難しい検体は、バーコード方式で管理いたします。

バーコード方式による検体管理システム
  • ・チューブ、保管用ボックス、ボックスホルダをバーコードで一元管理
  • ・専用バーコードシールにより、凍結済みチューブへのラベル貼付も可能

提供データ・サービス

ご提供するもの
  • ・受入報告書
  • ・出荷報告書
  • ・保管期間中の温度記録データ(オプション)

価格等

保存条件や数量をお伺いした後、最適な条件でのお見積りをご提示させていただきます。
お手数ですが、まずはお問い合わせください。

資料ダウンロード

受託サービス「細胞保管・検体保管」に関する説明資料をご用意しています。
ご不明な点等がございましたら、何なりとご連絡ください。