販売製品
F-LAK細胞シリーズ
製品ラインナップ
PBMCをサイトカイン等で刺激して誘導した各種LAK細胞(αβT、γδT、Treg、NK)の凍結ストックをご提供します。同一ドナーから作製した一連の免疫細胞のご購入も可能です。弊社の細胞をADCC活性等の免疫関連評価試験にご使用いただくことで、より安定した評価が期待できます。
F-NK
ナチュラルキラー(NK)細胞は自然免疫系のリンパ球の一種で、活性化受容体と抑制受容体(MHC分子を認識)の2種類の受容体を持っています。このため、正常細胞には攻撃せず、MHC分子の発現が低下したがん細胞や感染細胞などを攻撃して除去します。
F-NKは独自の方法で活性化して増殖させた、細胞傷害活性確認済みのNK細胞をストックしたものです。
F-αβT
αβT細胞は、α鎖とβ鎖からなるT細胞受容体(TCR)をもつT細胞です。Major Histocompatibility Complex(MHC)分子に結合したペプチドを認識し、様々な免疫応答を引き起こします。
F-αβTは独自の方法で増殖させたαβT細胞をストックしたものです。
F-γδT
γδT細胞は、γ鎖とδ鎖からなるTCRをもつT細胞です。抗原認識にMHC分子を必要とせず、脂質やピロリン酸などの低分子抗原を直接認識します。このため、がん抗原を発現していないがん細胞を攻撃することができます。末梢血中には数%しか存在しないといわれています。
F-γδTは独自の方法で増殖させたγδT細胞をストックしたものです。
F-Treg
制御性T細胞(Treg)はT細胞の一種で、免疫応答を抑える(免疫細胞の過剰な働きを抑制する)機能を持っています。このため、Tregはアレルギー反応や炎症反応などを抑える一方、がん細胞の免疫逃避にも関与し、抗腫瘍免疫応答を抑制します。
F-Tregは独自の方法で増殖させたTreg細胞をストックしたものです。
- ※全ての細胞において、培養時にFCS(Fetal Calf Serum)を使用しています。
- ※ご提供する免疫細胞は、研究目的での利用を対象としています。
販売リストはページ下部の資料ダウンロードからご覧いただけます。
お客様にご提供いただいたPBMCから、各種免疫細胞の受託作製も可能です。またF-LAKシリーズを使用した受託試験も承ります。詳細についてはお問い合わせください。
提供データ・サービス
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- ・凍結細胞ストック
- ・Product Sheet
- ・Certificate of Analysis
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試験例
F-NKを用いたADCC活性評価試験【方法】
- 1. ターゲット細胞(Bリンパ芽球性白血病細胞)を96ウェルプレートに播種した。
- 2. F-NKをターゲット細胞との割合が1:1となるように播種した。
- 3. Trastuzumab, Rituximab, Daratumumabを0.01, 0.1, 1 µg/mLで添加し、6時間共培養した。
- 4. 吸光度を測定し、LDHの放出量から細胞傷害活性を算出した。
【結果】
Daratumumabによる細胞傷害活性の増強がみられた。
価格等
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